【60代どころか、70歳以上でもOK!】テンポスバスターズの”年齢無制限インターンシップ”なら、誰でも入社前に仕事を試せる

 
東大阪店の山本能弘さん(左)も、インターンシップを経て、テンポスバスターズに入社した一人

「30歳からのインターンシップ」ライターの竹中です。
この記事から執筆陣に加わらせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

中途採用の過程で2日間のインターンシップ

どんな仕事をするのか、どんな人がいるのか、ドキドキする入社前。続けられるだろうかと不安を抱いてしまう…。
そんな不安を払拭できるよう、テンポスバスターズでは、中途採用の過程で2日間のインターンシップを取り入れています。

同社は、飲食店などに新品及び中古品の厨房機器を販売している企業です。北海道から沖縄まで全国に59店舗があります。また、グループ会社では飲食店専門の不動産・内装・販促・リースクレジットといったサービスの提供やレストラン経営も行っています。

定年制を撤廃し、従業員の3割が60歳以上。採用も年齢不問で、70歳以上はザラ

テンポスバスターズの大きな特徴は、「正社員・パートにかかわらず、採用者には年齢・性別・国籍・職歴を問わない」ことです。
定年制を平成17年に撤廃していて、今では従業員の3割が60歳以上。
年齢を問わないので、50~70代の応募も多く、入社希望者の最高齢は、ここ数年だと、なんと78歳だそうです。

入社後に「こんな仕事だとは思わなかった」となるのを防ぐ

ただ、テンポスバスターズの店舗の仕事は立ち仕事であり、接客も積極的に声をかけていくスタイル。同社では、「いくつになっても能力開発」を掲げていて、年齢にかかわらず成長を求めていくことから、仕事が合う人と合わない人がはっきり分かれるといいます。

せっかく会社に入ったのに『仕事内容がイメージと違った』『こんな環境だとは思わなかった』と会社を辞めていくのは、入社希望者も、会社も、お互いに時間や手間がもったいないことです。
採用過程において会社のカラーや考え方を理解した上で入社の判断ができるように、インターンシップで実際の仕事を体験できるようにしたわけです。2日間ではありますが、会社のカラーや、テンポスバスターズで働いていけるかどうかが、ある程度はイメージできると思います」

と話すのは、テンポスホールディングス(テンポスバスターズの親会社)人材事業部の實歳美幸さんです。

テンポスホールディングス人材事業部の實歳美幸さん。「営業成績トップ10のうち、3割は60歳以上。活躍するのに、年齢は関係ないと感じます」

インターンシップの内容は? 自分が働く姿を想像できるプログラム

テンポスバスターズの中途採用は、全国でおこなわれていて、飲食店のトータルプロデュースや厨房機器の買い取り営業、店内での接客、買い取った厨房機器のメンテナンスなど、さまざまな職種が用意されています。

インターンシップでは、その希望職種に合わせた仕事を行います。職場、勤務時間、仕事内容など、入社後と同じ条件で働くことで、入社してからの自分の姿を想像することができます。
有給であり、交通費も支給されます。

「インターンシップは、『隠さずに、全部見せてしまう』スタンスでやっています。お客様からのクレームなど、当社の悪い部分も見られますが、それでOK。だからこそ、合うかどうかを判断できるし、入社後に後悔することもなくなるわけです」(實歳さん)

インターンシップ中は簡単なノルマも

インターンシップのプログラムにはノルマがあり、その達成を目指します。また、業務中のふるまいに関する想定問答集を使ったテストもあります。

「とはいえ、入社前の方に難しいノルマを課すようなことはしません」(實歳さん)

入社希望者に配られているプログラムを見せてもらいました。
たとえば、店内接客を希望する人のノルマは、「お客様への声掛けを2日間で20件以上」など。

「『20個の商品を売る』というと、状況や経験によって左右されてしまいますが、『20件の声掛け』は、毎日当社の販売スタッフが当たり前に行っている件数です。このように、『自分の意志さえあればできること』をしっかりできるかどうか、その取り組む姿勢を見ています」(實歳さん)

声掛けに関しては、「初めてのご来店ですか?」「お手伝いいたしましょうか?」というようなマニュアルも用意されていて、そのとおりに行えば、販売職種経験のない筆者でも声を掛けられそうでした。

また、想定問答集も、常識の範囲内という印象。
例えば、「重そうな荷物を運んでいる社員やお客様がいたら?」という質問には、
「指示されなくても『一緒に運びます』と言って手伝う」のような解答ができればOKです。

インターンシップは入社の判断材料になったのか? 体験者に聞いてみた

採用過程にインターンシッププログラムを導入したことで、中途採用した社員の定着率は上がったそうです。

実際にインターンシップを経て、入社された方にも話を伺ってみました。

「ホームページでは分からなかったのですが、インターンシップに参加したことで、面白そうな仕事ができそうだと判断できました」
と話すのは、48歳で入社された山本能弘(よしひろ)さんです。

「前職ではホテルマンとして勤務していたため、件数にノルマを決めて声掛けをする会社の考え方に、初めは納得がいきませんでした。しかし、インターンシップによって、競合他社がいる業界で、お客さまに能動的に声をかけて、多くの需要を掘り起こす営業の大切さが理解できました。それは、自分にとっての未知の世界であり、面白そうだと感じられました」

販売員・店長の経験を経て現在62歳にして、同社「新店プロデューサー」のメンバーに選出されてテンポスバスターズ東大阪店で活躍されているそうです。

インターンシップを通じて、山本能弘さん(左)は、自分を生かせる場を見つけた

 

誰にでも活躍できるチャンスがある、テンポスバスターズ。
インターンシップを通して、自分に合った環境かどうか試してみてはいかがでしょうか?


【テンポスバスターズの”年齢無制限インターンシップ“のポイント】
・正社員・パートにかかわらず、採用者には年齢・性別・国籍・職歴を問わない。
・採用過程において、2日間のインターンシップ制度がある。
・インターンシップには、入社後の自分の姿を想像できるプログラムが含まれている。
・インターンシップを通して、会社のカラーや考え方を理解した上で、今までの経験を活かして働いていけるか判断ができる。
・インターンシップ中は有給。交通費も支払われる

【問い合わせ先】
(株)テンポスホールディングス 人材事業部
TEL:03-3736-0319
http://www.tenpos.co.jp/

竹中唯

竹中唯ライター

投稿者プロフィール

7年間の会社勤めの後、ライターとして長野県を拠点に活動。
長野県生まれ。長野県松本県ヶ丘高等学校・信州大学人文学部卒。
2012年、社会保険団体入職。2016年、一般企業入社。
2019年、フリーライター/フォトグラファー活動開始。

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