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【会社を辞めずに、副業・兼業で地域に貢献】「YOSOMON!」で地方副業・ダブルワークを見つける!
- 2019/12/24
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- ETIC., YOSOMON!, エティック, 兼業, 副業, 地方創生

こんにちは、「30歳からのインターンシップ」の杉山です。
本業を持ちながら、副業や兼業で、地方活性化に関する仕事を手がける--。
そんな生活を実現したいなら、「YOSOMON!」(https://yosomon.jp/)をのぞいてみると良いでしょう。
会社を辞めずに地域に貢献できる、副業・ダブルワークを探せる
「YOSOMON!」は、会社を辞めずに地域に貢献できる副業・ダブルワークを探せるサイトです。
運営するのは、NPO法人ETIC.(エティック)。日本で初めて長期実践型インターンシッププログラムやソーシャルベンチャープランコンテストなどをおこなってきた、老舗のNPO法人です。
「YOSOMON!」の開設は2016年。当初2年間は転職先を探せるサイトでしたが、2018年6月にリニューアルし、副業先を探せるサイトに生まれ変わりました。
「きっかけは、ある僻地の企業様が年収300万円の執行役員を募集したこと。フルタイムだとまったくマッチングしなかったのですが、社長と相談し、週2日勤務でOKとしたら、とある上場企業の役員の方からエントリーがあったのです。他の案件でも、副業で募集した途端に、すごい数のエントリーが来たことから、副業・ダブルワークに切り替えました」
と話すのは、ローカルイノベーション事業部コーディネーターの高橋健さんです。
実際にどんな副業があるのかというと……?
「YOSOMON!」には、副業人材を募集する全国のプロジェクトの情報が掲載されています。

全国のさまざまな副業・ダブルワークのプロジェクトを探せる
たとえば、2019年12月18日の時点では、以下のプロジェクトが募集中でした。
◎「蛤浜(はまぐりはま)プロジェクト第2章~持続可能な「浜づくり」の地を舞台に、SDGsのフィールドワーク研修を創るプロジェクト」
・募集団体:一般社団法人フィッシャーマンジャパン(一般社団法人はまのねプロジェクト)
・仕事内容:
「蛤浜を、SDGsを実践、深める拠点にする」ために、
1.研修の企画・立案、研修コンテンツを作成する
2.プロトタイプ段階の研修を参加者として体験し、改善のアドバイスをする頂きたい
3.研修コンテンツのプロモーション計画や、Webツール作成のサポートをする
人をそれぞれ募集
・ワークスタイル:週1~2回程度オンラインでのミーティング実施。スタート時や中間時に現地で打ち合わせ
・契約期間:6カ月間
・謝礼:季節の魚介類
◎茨城の田園風景の中で、ノマドワーキングしたいライター募集!!
・募集企業団体:(株)ミライスタイル(
・仕事内容:キーワードの需要調査から、記事サマリーの作成、記事作成・お客様とのリモートでのやり取り・効果検証など、一連の集客コンテンツ作成を行う仕事
・ワークスタイル:月10時間~20時間程度のコミットメントを希望。現地訪問は月に1回程度
・契約期間:1年間
・報酬:1記事8,000円~
◎非公認ゆるキャラ「みかんのみっちゃん」と共に、 みかんの美味しさを広めてくださるインフルエンサーを募集します!
・募集団体:和歌山有田みかん農園
・仕事内容:「みかんのみっちゃん」を広める広報戦略の立案と、SNSを中心とした実行
・ワークスタイル:週1回のオンラインミーティング、空き時間でSNSを運用
・契約期間:3カ月
・報酬:月1万円(※その他、柑橘類の提供)
Webマーケティングから立ち上げ支援、経営相談まで、仕事は多種多様
上記を見るとわかるように、仕事の内容は多種多様です。Webマーケティングや採用支援、レストランの立ち上げ支援、「そもそも組織の課題がわからないので切り出してほしい」といった経営相談のような仕事もあります。
会員登録すると、これらの仕事に応募できます。年齢制限はありません。
契約は3カ月~。オンラインミーティングが中心。報酬も
受入企業との契約期間は最低で3カ月。
本業を持つ人を対象にしているので、ワークスタイルは、オンラインミーティングが中心です。プロジェクトによっては1カ月~3カ月に1回程度、現地に赴く必要があるものもあります。
報酬に関しては企業や団体によって異なり、金銭を支払っている企業もあれば、海産物や農産物などの品物を提供している企業・団体もあります。
企業を手厚くサポートすることで、ミスマッチを防ぐ
人材のマッチングでは、働き始めてから、受け入れ企業と副業人材が合わない「ミスマッチ」がよく起こります。それを防ぐために、ETIC.では、受け入れ企業に対して、さまざまなサポートをしています。
具体的には、「スタンダード」「ライト」「プレミアム」の3つのプランを用意。
全プランに共通するのは、募集ページの原稿のチェックです。受け入れ企業が書いた原案をETIC.がチェックし、ブラッシュアップします。有料オプションで、原稿の代筆サービスも用意しています。
「『何をしていいかわからないから、副業人材の思うがままにやってくれ』と課題がぼんやりしていると、副業人材も困ってしまい、うまくいきません。そこで、ページを作る前に、オンラインで1時間~1時間半、ヒアリングをすることもあります。そうして、副業人材に何を求めるかを明確にするわけです」
プランによって異なるのは、面接以降です。
「スタンダード」は、ETIC.が応募者との1次面接をおこない、そこで認識をすり合わせた上で、受け入れ企業との2次面接のセッティングをおこないます。
さらに「プレミアム」の場合は、副業人材が働き始めた後、月1回の企業担当者と副業人材の双方にヒアリングをおこないます。
こうして、企業のニーズに合わせたサポートをおこなうことで、副業人材のミスマッチの不安を減らしているわけです。
登録者は、個人事業主と会社員が半々
これまでにサイト上で募集をした企業・団体は40社。そのうちの33社・団体がマッチングに至っています。成果が出たことから、契約が延長に至るケースもあるといいます。
登録者は、個人事業主と会社員が半々だそうです。
「『お金が欲しい』というよりも『何か役に立ちたい』という方が、きれいごと抜きで多いですね。私たちは、『共感と貢献によるマッチング』を重要視しているのですが、まさにそのような考えを持った方にご登録いただいています」
今後は、自治体や金融機関、商工会と組んで企業向けセミナーをおこなうことで、受け入れ企業・団体を増やしていく意向です。
地方で働く副業を探している人は、こまめにチェックしてみてください。
【YOSOMON!のポイント】
- 課題を抱える地方企業と、地域に貢献する仕事がしたい人材をマッチング
- 副業期間は最短で3カ月~
- 働き方は、原則、リモートワーク。週1、月1などで出社が必要な案件も
- 報酬は現金の場合もあれば、現物支給の場合もある
- 受入企業は「スタンダード」「ライト」「プレミアム」の3種の募集プランがある。それぞれマッチング時の成果報酬が異なる