【開催レポート】30歳過ぎても医療ライターになれる?「30歳からの『医療・健康ライター』」セミナーを3月19日に実施しました

こんにちは、「30歳からのインターンシップ」の杉山です。
医療・健康分野のライターとしてやっていくためには?
30歳を過ぎても、ライター未経験でも、医療・健康ライターになれる?
そんな疑問に対して、医療ライター&編集者がたっぷり答えるセミナー、
「30歳からの『医療・健康ライター』(#みそセミ)を、3月19日(火)19:30より、
東京・本郷三丁目の「発酵するカフェ 麹中」にて開催しました。
当サイト初の主催セミナーで、人が集まるのかどうかドキドキでしたが、
当日は、独立して間もないライターや医大の学生、すでに活躍中のライターや書籍の編集長など7人の方にご参加いただきました。
ゲストスピーカーは、『文藝春秋』『週刊文春』などの大手メディアで執筆し、医療総合メディアの編集長も務める医療ライターの大場真代さんと、
この2月まで健康情報誌の編集部に在籍し、現在は医療情報ベンチャーの創業メンバーとして奔走する橋本優子さん。
このお二人に、
●医療・健康ライターの仕事内容とは?
●医療・健康ライターの面白さ・醍醐味は? 逆に大変なところは?
●医療・健康ライターに求められる能力とは?
●30歳以上でも、医療・健康ライターになれる?
といったことについて、1時間半にわたり、疑問・質問をぶつけていきました。

ゲストスピーカーのお二人が交互に答えるセミナー形式。司会進行は当サイト編集長の杉山がおこないました。今回の写真はすべてカメラマンのまるやゆういちさんに撮影していただきました
一口にライターといっても、扱うジャンルや媒体によってノウハウがまったく異なりますが、医療ライターも独特。
少しでも勉強が甘い状態で、医師の元に取材に行くと、門前払いを食らうこともあり、下調べは必須。国内外の論文を読むだけでなく、教科書などの基礎的な資料本の読み込みも必要だと、お二人は口を揃えます。
ただ、ライターは、知識をつけるだけでは足りず、一般の読者にわかりやすく伝える翻訳力が大事。「医師などの先生方は、それができる方が少なく、そこにライターの活躍の場がある」と大場さんはいいます。

大場真代さんは紙媒体もWebメディアでも活躍する医療ライター。ここでしか聞けない裏話も多数話していただきました
「30歳を過ぎても転身可能なのか?」という質問に関しては、ふたりとも「可能」という答え。「医療の分野は、むしろ、30歳以降の方が良い。病気に関する実感を持ちやすいから」と大場さんは言います。
「では、どうすれば医療・健康ライターになれるのか」についても、リアリティのある方法を教えてくださいました。

医療情報会社の編集部で活躍する橋本優子さん。雑誌編集者から看護師に転身した、珍しいキャリアの持ち主
1時間半のセミナー後は、参加者全員で名刺交換をして、会はおひらきに。

セミナー後の名刺交換。あちこちで話に花が咲き、つながりが生まれました
参加者の方からは
「医療ライターに対する疑問が解けた」
「背景・経緯も現状も異なる演者から具体的なお話をお伺いでき、これからのビジョンを具体化できた」
「『どうすればなれるのか』という、最も聞きたかった内容が聞けた」
などというコメントをいただきました。

会の最後に記念撮影。皆様、ご来場ありがとうございました!
今回は平日の夜に開催しましたが、「平日の昼の方が参加しやすい人もいるのでは」という声もあったことから、同様の内容のセミナーを、平日の昼に開催することも検討中です。
また、医療・健康ライターに限らず、別の分野の仕事に関しても、
「あの仕事はどんな仕事なのか?」
「30歳を過ぎてから始める・転身することが可能なのか?」
がわかるセミナーを実施していく予定です。
本サイトで告知しますので、ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください(FacebookやTwitter、Instagramでも更新情報をお伝えしますので、よろしければフォローください)。