【基礎知識】短期・中期・長期。社会人向けインターンシップ、それぞれのメリット・デメリットとは?

 
Photo:kelly marken / PIXTA(ピクスタ)

※2018/3/19 一部加筆

社会人でもできるインターンシップには、どのようなものがあるのでしょうか。期間の面で、大きく分けると、「短期」「中期」「長期」の3つのタイプがあります。その特徴を解説しましょう。

1.気軽に試せる「短期」タイプ

●期間:1~2日程度。

●内容:その仕事の見学や内容説明が主。実務経験ができたとしても、数時間程度です。

●賃金などの有無:賃金が発生することはなく、交通費などが支給されることもほとんどありません。

●長所:あくまで未知の仕事の雰囲気を知る程度ですが、気軽に体験できます。さまざまな仕事の現場を見て、視野を広げたいという人は、短期タイプをたくさん受けるのも一つの手です。また、日程と時間さえあえば、フルタイムの仕事に就いている人でも、受けられる可能性があります。

●短所:興味のある仕事を深く知るためには不向きです。

 

2.効率よく体験できる「中期」タイプ

●期間:3日~2週間程度

●内容:限られた日数ながら、さまざまな仕事に触れられることが多いようです。見学だけでなく、数日間にわたって実務経験もできるタイプもあります。終了後の採用を前提に、就業体験を通して、互いの相性を確かめるものもあります。自治体が主催しているタイプは、再就職に向けた研修が用意されていることも。

●賃金などの有無:多くの場合、無給ですが、1週間以上のものだと、交通費や宿泊費が支給されることもあります。

●長所:短い期間で、興味のある仕事をそれなりに知ることができます。就職につながることもあります。

●短所:ものによっては、参加した日数の割にあまり多くのことを学べなかった、というものもあります。フルタイムの仕事に就いている人は、長期の有給休暇を取らなければ、受けられません。

 

3.じっくり経験が積める「長期」タイプ

●期間:1ヵ月以上。平日5日間出勤するものもあれば、週1~2日程度でOKのものも。

●内容:期間が長いので、一つの仕事を任されることがほとんど。業種にもよりますが、一つのイベントの準備から当日の運営まで携わることもあれば、一つの制作物の制作に最後まで関わることもあります。多くの場合は、先輩社員の指導を受けられるので、経験がなくてもチャレンジできます。

長期にわたるインターンシップの場合は、将来、採用することを視野に入れているものもあります。仕事の成果を上げるだけでなく、取り組む姿勢が良ければ、そのまま採用につながるケースもあります。

●賃金などの有無:会社によっては、交通費だけでなく、賃金を支払うケースもあります。

●長所:腰を据えて仕事に取り組めるので、仕事内容がよくわかり、自分の適性も見えてきます。就職につながることもあります。

●短所:語学力や技術などの条件を満たしていないと、体験できないこともあります。インターン先が合わないと、せっかく長期で働いても、あまり成果が得られない可能性もあります。数カ月にわたって無給という場合は、ただの無給アルバイトということも……。フルタイムの仕事に就いている人は、週1日などの条件が合わない限りは受けられません。

 

社会人インターンシップはまだまだ数が少なく、自分の希望に合わせて選ぶことは難しい状況ですが、特性を知っておけば、うまく使い分けることができるでしょう。

杉山 直隆「30歳からのインターンシップ」編集長

投稿者プロフィール

ライター/編集者。オフィス解体新書・代表。
1975年、東京都生まれ。専修大学法学部卒業後、経済系編集プロダクションで雑誌や書籍、Web、PR誌、社内報などの編集・ディレクション・執筆を、約20年ほど手がけた後、2016年5月に独立(屋号:オフィス解体新書)。http://office-kaitai-shinsyo.blog.jp/ 2017年8月に本サイトを立ち上げる

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