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人手不足に悩む中小ベンチャー企業こそ「社会人インターン」の導入を。参加希望者の多い今がチャンス
- 2019/8/23
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- ベンチャー企業, 中小企業, 人不足, 人手不足, 社会人インターンシップ, 転職

こんにちは、「30歳からのインターンシップ」編集長の杉山です。
「仕事はあるんですが、人手が足りないから、やむなく断っているんですよ」
「入ってもすぐにやめてしまうんですよね。先日もメールで『辞めます』と言われました(苦笑)」
最近、中小ベンチャー企業の経営者に取材すると、このような話をよく聞きます。
ただでさえ少子化で新卒が取りにくくなっているなか、経団連の就活ルール撤廃により、今後は新卒の青田買いが進むのは確実です。
となると、中小ベンチャー企業は「中途採用」を狙うしかありませんが、中途市場も人不足で、良い人材はなかなか巡りあえません。結果、冒頭のような発言が……。
私も、数年前まで小さな企業にいたので、中小企業の人手不足問題はリアルに直面していました。どうにかして、良い人材と出会えないか? そう日夜悩んでいる方は多いと思います。
そんな経営者の方におすすめしたいのが、
社会人向けの「インターンシッププログラム」を導入することです。
実は、インターン・兼業プログラムに参加したい大人がたくさんいる
インターンシップは、主に大学生が一定期間だけ就業体験をすることですが、最近は社会人向けにインターンシッププログラムをつくり、提供しているサービス事業者があります。
似た仕組みで、副業・兼業プログラムを提供しているサービス事業者もあります。
本サイトは、こうしたプログラムを取材して、「30歳以上の参加したい人」に紹介しているのですが、多くのサービス事業者が口を揃えるのは、
「参加希望者はたくさんいるのに、受け入れ企業が足りない」という悩みです。
つまり、こうしたプログラムの受け入れ先となれば、多くの人材と出会えるチャンスがあるのです。
受け入れ先不足。受け入れ先になれば、多くの出会いのチャンスが
社会人インターンシッププログラムには、体験後の転職を目的としているものがあります。
そうしたプログラムを利用すれば、良い人材を巡りあえるチャンスは広がります。
また、副業・兼業プログラムを導入すれば、副業で貢献してくれる人と出会えます。
企業で活躍する人材の協力が得られれば、人を採用するより、人手不足が緩和できる可能性は大です。
転職目的でないプログラムもありますが、プログラムをきっかけに縁ができれば、将来の転職や副業での参加に結びつくかもしれません。
「期間の決まったインターンシップといっても、受け入れるのは面倒くさい……」と思うかもしれませんが、そこをあえて取り組めば、出会いのチャンスは間違いなく広がります。
受け入れ先不足の今は、そのチャンスが非常に大きいのです。
サービス事業者もいろいろ。自社に合ったプログラムを導入できる
サービス事業者もいろいろあり、導入しやすいプログラムもあります。
たとえば、仕事旅行社の「おためし転職」は、1~3日程度、試しに働いてから、参加者が転職するかどうかを決められるプログラム。これなら、1~3日程度の労力で済みます。
また、こちらは転職目的ではないのですが、1~2日程度、仕事体験を提供する「仕事旅行」というプログラムもあります。こちらで、まずは、参加者とのつながりを広く築く手もあるでしょう。
副業・兼業プログラムなら、都心で働くビジネスパーソンとのつながりが!
副業解禁の流れから、期間を区切った副業・兼業プログラムも増えています。
G-netの「ふるさと兼業」は、数カ月程度の区切りで、都心からの副業・兼業者を募るプログラムで、こちらを利用すれば、都心でバリバリ働くビジネスパーソンに協力してもらえるかも?
エティックの「YOSOMON!」も同じような副業・兼業プログラムを紹介するサイト。
さらに、JOINSの「JOINS」は、参加者を40歳以上を対象にしています。
(★後日、詳しい記事をアップします)
転職不可のプログラムも、新しい刺激が得られる
また、「転職までいかなくても、フレッシュな人材を一定期間入れて、新しい風を吹かせたい」というのであれば、日本生産性本部の「大人の武者修行」や、ローンディールの「ローンディール」を導入するのも良いでしょう。
こちらは、企業が、受け入れ先にお金を払って、我が社のホープに異業種体験を積ませるプログラムなので、転職は不可能ですが、良い刺激が得られる可能性は高いです。
※大人の武者修行は現在、上記記事と仕組みが異なります。
他にも、自治体が移住者を募るためのプログラムを用意していることがあるので、そうしたプログラムに協力する手もあるでしょう。
これらのプログラムを利用すれば、人手不足の問題が軽減される可能性がふくらみます。まずは試してみてはいかがですか?