【腕試し、人脈構築、転職にもつながる】成長企業のディスカッションに短時間だけ参加できる。リクルートキャリアの「サンカク」

こんにちは、「30歳からのインターンシップ」の杉山です。
IoTやスマホアプリなど、成長領域の事業を手がける企業のディスカッションに、短時間だけ参加できる。平日の夜や土曜におこなわれるので、会社を休まなくて大丈夫――。
そんな貴重な経験を無料でできるサービスが、リクルートキャリアの「サンカク(https://sankak.jp/)」です。
「成長が鈍化していないか?」実感できる場を提供
このサービスが開始されたのは、2014年9月。
「新卒で入社した会社で何年も働いていると、そつなく仕事がこなせるようになる一方で、『成長が鈍化しているのではないか?』と不安になるものです。しかし、そんな自分が他社でも通用するのかどうかは、転職しないとわかりませんでした。それなら、今の会社に在籍しながら、他社の業務に関わることで、成長を実感できる場があったらいいのでは? ということで、サンカクのアイデアが生まれました」
と立ち上げの経緯を話すのは、同社でサンカク事業の責任者を務める古賀敏幹さんです。

サンカク事業の責任者を務める古賀敏幹さん。着ているのはサンカクオリジナルTシャツ&パーカー
「社会人のインターンシップ」は経験や知見が不要。後日スカウトの可能性も
2018年2月からは、次の二つのサービスが用意されています。
1.社会人のインターンシップ
2.スポットディスカッション
この二つで大きく違うのは、
スポットディスカッションは、「経験や知見のある人が求められる」ことが多いのに対し、
社会人のインターンシップは「経験や知見の有無に関わらず、挑戦できるチャンスがある」こと。
また、社会人のインターンシップは、後日、企業側からスカウトが届くことがあるのも、大きな特徴です。ディスカッションを通して、企業に「この人が欲しい」と思わせることができれば、転職にもつながるというわけです。参加者も、ディスカッションを通じて、会社の雰囲気を知ることができるので、ミスマッチの不安を解消できます。
「社会人のインターンシップ」「スポットディスカッション」2つの違いをまとめると?
まとめると、次のような違いがあります。
1.社会人のインターンシップ
- 企業の事業課題についてグループディスカッションをおこなうだけではなく、プログラム開発などのグループワークをおこなうこともある
- サンカクの募集情報に「特別企画」と書かれている
- 経験や知見がなくても参加できることが多い
- 日時はあらかじめ決まっていることが多い
- 後日、企業側からスカウトが届く可能性がある
- 当日は、リクルートキャリアのスタッフが同席する。プログラムについても、同社主導でおこなわれる
2.スポットディスカッション
- 企業の事業課題についてディスカッション。少人数でのグループディスカッションの場合もあれば、経営者や事業担当者と1対1で話し合うこともある。1回ではなく、複数回おこなわれることもある。
- あくまで参加者から知見やアイデアを募ることが目的で、スカウトはない。そのため、ある程度の知見や経験が求められる
- 日時は応募者の都合に合わせて、決まることが多い
- 当日はリクルートキャリアのスタッフが同席せず、企業の担当者のみでおこなわれる。
「ただ、うまく話がはずむよう、事前にアジェンダをチェックさせてもらい、『もう少しテーマを絞ったほうがいい』などとアドバイスしています」(古賀さん)
IoTやAI、アプリなど、さまざまなテーマのディスカッションが
ディスカッションのテーマは、企業によってさまざま。執筆時点で(2018年4月26日)募集していた案件を一部ご紹介すると、
「社会人のインターンシップ」では、
▼(株)AbemaTV
「AbemaTVの番組編成や宣伝手法などのアイデアを出し合うワークショップ」
グループワーク方式
5月26日(土)13:00~17:00(17:00より懇親会)
▼ユニファ(株)
「IoT×保育のサービスに関するマーケティング手法をディスカッションするワークショップ」
グループワーク方式
5月19日(土)13:00~17:00(17:00より懇親会)
「スポットディスカッション」では、
▼(株)Voicy
「スマホひとつで自分の放送局が持てる『Voicy』などの最適なUIUX設計について」
1対1、もしくはグループ3〜4名でのディスカッション。
1時間程度
▼(株)VAAK
「行動解析×人物認証AIを手がけるスタートアップの事業戦略について」
1対1のディスカッション
30~60分
▼(株)カラダノート
「妊婦さん向けアプリ『ママびより』の利用者拡大について」
1対1か、少人数でのディスカッション
1分~
▼RELATIONS(株)
「チームメンバーの目標設定・振り返りを自動でおこなうコーチングロボの開発」
1対1か、少人数でのディスカッション
30~60分
などがあります。いずれも参加費は無料です。
案件によっては、「新規サービスの立ち上げ経験がある人」「エンジニア、デザイナーでWEBやアプリ開発を行っている人」といった参加条件がある場合もあります。
実力が試せて、情報収集ができる。担当者や参加者とのつながりも
こうしたディスカッションに参加することを通して、参加者はさまざまなメリットが得られるといいます。ざっと挙げると
- 自分が他社でも通用するのか、腕試しができる
- 新しい分野の情報収集ができる
- 今の仕事のヒントが得られる
- いつもと異なる環境に出向くことで、刺激が得られる
- 参加した企業の担当者や、参加者とのつながりができる
など。もちろん、「社会人のインターンシップ」の場合は転職に結びつくこともあります。
「このようなメリットに魅力を感じていただけているようで、さまざまな企業のディスカッションに参加しているリピーターの方も少なくありません。後日、参加した企業と、本業の方で仕事をすることになったという方もいます」(古賀さん)
ちなみに、企業から見ても、「外部の視点から見た、さまざまな意見をもらえる」「良い人材と出会える」といったメリットがあるそうです。
参加者の層は幅広く、20代後半~30代前半を中心に、40代以上も全体の20%程度。業種や会社の規模も多種多様とのことです。詳細を知りたい人は、サンカクのホームページ(https://sankak.jp/)をチェックしてみてください。
【サンカク・DATA】
- 実施期間:1日のみのものもあれば、複数回おこなうものもある。日時も平日の夜や土日など。応募者の都合に合わせてくれる企業もある
- 実施時間:短いものだと30分~1時間程度
- 場所:東京都内の企業が多い
- 受講資格:年齢不問。開催テーマによって、これまでの経歴を問われるものあり(例:管理職、エンジニアなど)
- 体験内容:事業課題についてのディスカッション。「社会人のインターンシップ」の場合、ワークショップをおこなうこともある
- 賃金:なし
- 交通費:自己負担
- 体験後の就職:「社会人のインターンシップ」の場合は後日スカウトが届く場合もある
(問い合わせ・申込み先)
株式会社リクルートキャリア「サンカク」
URL:https://sankak.jp/lp3