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社会人がインターンシップを選ぶときに、欠かさずチェックしておくべきポイントとは?

Photo: sai088 / PIXTA

 

「インターンシップ(就業体験)」と一口にいっても、その内容は、プログラムによってまったく異なります。

東京商工会議所の「インターンシップ・職場体験ハンドブック」によると、インターンシップはおおむね次の6種類に分かれるとされています。このハンドブックは大学生向けのインターンシップに関する本ですが、社会人向けでもこの分類はほぼ同じといえるでしょう。

1.会社ツアー型
業界や企業の概要を説明し、職場や作業現場を見学する

2.グループワーク型
事業内容に沿ったグループワークを実施。テーマについて議論し、発表する

3.仕事観察型
社長や社員に密着・同行し、仕事現場を観察する

4.業務補助型
アルバイトでは経験できないような業務に取り組み、仕事への理解を深める

5.課題解決型
企業が抱える課題の解決に向けて、インターン参加者が主体となって解決策を検討する

6.事業参加型
新規事業や進行中のプロジェクトに参加し、メンバーの一員として企画運営に携わる

一言でいえば、就業体験といっても、その「就業」の度合いはまるで違うわけです。

事前にその内容を把握しないと、「働いてみたかったのに、実際は見学だけだった」などというギャップが起こりかねません。参加を検討するときには、どこまでの「就業」ができるのか、必ずチェックしましょう。

できるだけ実際の業務に近い体験ができるものを

どのプログラムも長所・短所はありますが、管理人は、「できるだけ実際の業務に近い体験ができるもの」をおすすめします。

私は、15年間にわたり、前職の編集プロダクションで、大学からのインターン生を受け入れ、指導してきました。その経験のなかで、「見学するだけでは、その仕事に対する理解が深まらない」ことを感じてきました。

2週間のインターン実習期間中には、必ず、企業経営者やスポーツ選手などへの取材同行を組み込んでいたのですが、「その経験から深く学べた」という学生をほとんど見たことがありません。質問を考えるわけでもなく、記事を作ることもないので、緊張感がなく、物見遊山の範疇を超えないのです。

それよりも学生に強い印象を与えたのは、記事作成にまつわる一連の業務をすべて一人でおこなうプログラムです。
お題は、「すでに就職した初対面の大学OBに、『仕事の醍醐味』を聞いて、学生向けの記事を作成する」こと。取材先だけはこちらでアテをつけますが、その後のアポ取りから質問案の作成、実際のインタビュー、原稿作成までを、すべておこなってもらうのです。できた原稿に関しても、ある程度シビアにチェックし、何度もやり直してもらうこともありました。

参加者にとっては厳しめなプログラムですが、結果、学生は、「聞くことや書くことの難しさを実感できた」「自分の知識のなさに気づいた」とさまざまなことを学べた様子でした。また、向き不向きについてもわかったようです。リアルな業務に近ければ近いほど、得るものも大きいというわけです。

インターンシッププログラムの案内をネットなどで見ても、どこまでの「就業」ができるかわからないことは、少なくありません。そんなときは、直接問い合わせて、よく内容を確認することが、有意義な体験をするためには大切です。

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