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【体験談】「仕事をして、『ありがとう』と言われる喜びを感じています」~春日井市・ママインターンを経て~

春日井市が実施している「ママインターン」(詳しい内容はこちら)。実際、どのようなことをおこない、どんなメリットがあるのでしょうか。現在、参加中の安井さんに、お話をお伺いしました(取材日:2017年10月4日)。
――なぜ、ママインターンに参加しようと思われたのですか?
安井
仕事をするのが好きで、そろそろ働きたいと思っていたからです。主人の海外赴任で5年半バンコクにいまして、今年の4月に日本に帰国したばかり。ビザの関係で働けないこともあり、周りの方々も働いていなかったのですが、今は身近に働いている人もいるので、気持ちに変化が出てきました。
出産前には証券会社で9年間営業や営業事務をしていて、仕事が楽しかったので、そういう仕事ができたらいいなと思っていました。
ただ、7歳と4歳の子供がいるので、できる仕事は限られました。前職での経験を生かした職で探して、金融機関の事務をしたかったのですが、15時まで働かなければならないので、幼稚園のお迎えに間に合いません。教員の免許を持っているので、家庭教師も考えたのですが、夕方以降しか働けません。
下の子供が小学校に上がる1年半の間、待ち続けるしかないか……。そう思っていた時に、ママインターンを知ったのです。1日4時間、週2回程度、一般企業で働けるというのは、私の希望通り。給料がもらえるわけではないのですが、ヒマをもてあますのもなんですし、まずはここから始めようと考えました。
――ママインターンでは、どのようなことをされていますか?
安井
保険代理店の中央ライブさんで、事務の仕事をさせていただいています。書類を整理したり、機密文書をシュレッダーで処理したり、といったことですね。慣れ親しんだ金融関係の仕事なので、違和感なく働けるのではないか、と思い、希望しました。
火曜日と金曜日の週2回、計23回働く予定です。現時点までに5回働きました。
――実際、参加してみていかがでしたか?
安井
会社で働く楽しさを改めて感じています。
私は、自分で目標を決めて、その達成感を味わうのが好きで、家事でも「今日はこれとこれを終わらせよう」と目標を決めてやるのですが、テキパキやっても、誰にもほめられないんですよね。主人は何も言ってくれないので(笑)。
でも、会社で、事務作業を素早く済ますと、社員の方に、「速いね~」「ありがとう」と言ってもらえる。これって、すごく嬉しいことだな、と。
また、帰国してまだ半年ぐらいなので、友だちがいなくて、日中、誰とも話さないという日も少なくないんですよ。でも、オフィスに来て、社員の人と軽く会話するだけでも、そのさびしさがまぎれます。
家事と両立ができるかどうかが少し心配でしたが、週2回程度なら、問題ないですね。生活にメリハリがついて、やはり仕事をしていたほうがよい、と感じました。
この事業は、就職斡旋が目的ではないので、いま働いている職場に就職できるわけではないようですが、働き続けたくなるような職場に派遣していただけ、感謝しています。
――ママインターンに参加してみたいと考えている人へのメッセージをお願いします。
安井
私は性格上、とても慎重なので、先のことを考えてなかなか初めの一歩が踏み出せないのですが、ママインターンは期間が3カ月間と決まっているので、そうした心配がありません。興味がある方は、気軽に挑戦してみると良いと思いますよ。
(了)
●春日井市ママインターンの詳細は:http://30intern.com/archives/151